スクラップアンドビルド

2023年度が始まり、FB等のSNSで目立つようになってきたのが飲食店の閉店情報です。しかも話題になるほどなので、そこそこの老舗だったりします。出来たばっかりの店はせいぜい町内の話題で終わってしまいますから。

さて以前も書きましたが、コロナの後（支援金が出る期間という意味。またコロナは増えてきてるのでご注意ください）の客の戻りは多くの店で良くて6割ぐらいだと考えています。なぜなら外食する回数が減った今、客は自分が過去の体験で厳選した店にしか足を運ばなくなるからです。だとすると認知度の高い老舗の閉店は、認知度の低い店のこれからの大量閉店を暗示しているように思えます。

すると次には大量出店が起こります。つまり今回のコロナは、飲食業界の壮大なスクラップアンドビルドを演出して、新規参入者にとっての大きなチャンスを作り出したうねりだったといえるのではないでしょうか。また、大胆な業態変更を英断する経営者にも見方をすることになるでしょう。もちろんいいコンテンツを作らなければあっという間に淘汰されてしまいますが。